「火災保険」と聞き、あなたはどんな保険だとイメージするでしょうか。
「火災」だから「火事」に備える保険…そんな風に思っている方も多いかもしれません。
しかし実際は火事以外の災害も補償範囲となります。
大切な家や家財が損害を受けたときに「火災保険の補償範囲であるにもかかわらず保険金を請求しそびれた」といったことがないよう、火災保険の補償についてご紹介します。
【火災保険とは】
火災保険は火災や天災から生じた損害に備える保険です。
補償範囲は主に「建物」と「家財」となります。
【火災保険でカバーできる主な災害】
火災保険の補償対象となりうる主な災害とその事例をご紹介します。
[火災]
・暖房器具の使用方法の誤りによって発火し自宅が全焼。
・タバコの火の不始末による発火で家財が破損。
・ガスコンロの火が揚げ物油に引火し天井が焦げた。
[爆発]
・ガス漏れで建物が爆発し住宅が損傷。
・調理中にカセットボンベが爆発し家財が破損。
[風災]
・強風により屋根瓦が飛ばされた。
・屋根の一部が風で飛ばされ雨漏りをした。
・暴風でカーポートや車庫が壊れた。
[雹（ひょう）災]
・雹（ひょう）で窓ガラスが割れた。
・雹（ひょう）により屋根瓦が破損した。
[落雷]
・落雷による過電流で家電が故障した。
・落雷が原因で家財が燃えた。
[雪災]
・雪の重みで屋根が壊れた。
・雪崩の影響で建物が破損。
【隣家からのもらい火も火災保険でカバー】
火災保険は火事以外の損害でも補償ができることができることが分かりましたが、他にも重要な点があります。
それは隣家からのもらい火が原因の火災も補償ができることです。
日本には「失火責任法」という法律があり、火事を起こして隣家等に損害を発生させてしまっても重大な過失がない場合は出火元の責任は問われません。
そのため火災保険に入っていない場合は、ご自身で損害を負担しないといけない可能性が高くなります。
いくらご自身が日々の生活に気をつけていたとしても、隣家の火災は自分ではなかなか防ぎようがありません。
そういったケースに備えるためにも、必ず火災保険に入りましょう。
【地震や噴火による損害は火災保険の適用外】
これまで見てきたように火災保険は天災による被害も補償対象となっていますが、地震や噴火、または地震や噴火に起因する津波が原因の災害の場合は火災保険の対象にはなりません。
たとえ火災であったとしても、その原因が地震や噴火であった場合は火災保険の補償対象とならないのです。
地震や噴火による損害をカバーしたいときは、地震保険に加入する必要があります。
ただしすべての保険会社で地震保険を取り扱っているわけではないので注意が必要です。
地震保険は単独では契約できないため、必ず火災保険とセットして契約することになります。
すでに火災保険を契約中の場合でも追加して地震保険に加入することが可能です。
【最適な火災保険選びはプロへご相談を】
注意点もふまえて火災保険の紹介をしていましたが、商品によって金額や補償内容も様々です。
商品の中には補償範囲が「建物」と「家財」で分かれていたり、必要ない特約までセットになっていて割高になっていたりするものもあります。
たくさんの種類の商品から一番自分に必要な商品を見つけるのは至難の技。
不動産会社が仲介に入った場合、不動産会社に提示された火災保険にそのまま入る方もいますが他の火災保険に入ってもよいケースも多いんですね。
当社ではプロがあなたに最適な保険商品サジェスチョンをし、火災保険申請のサポートも行っております。
お気軽にお問い合わせください。
