傷害保険の対象範囲は予め定められている
突発的な事故によりケガをした際に、事前に取り決めをしていた保険によって支払われるのが傷害保険です。
日常生活以外にも旅行や自動車事故などに巻き込まれた際にも適応されますが、すべてのケガに支払われるわけではなく、傷害保険の対象範囲は予め定められています。まず、急激性、偶然性、外来性のを満たす必要があり、さらに提供される補償範囲内でなければいけません。
急激性は突発的に発生した原因で、ケガをするまでの時間的余裕がないことを指します。偶然性は原因や結果が偶然に起こり得るものとして予め予見できないものです。外来性は体の外から受けたキズのことを指し、体内で起こる病気などは該当しません。
これら全ての要件を満たしたときにはじめて認められ、補償内容によって支払い決定されます。
傷害保険の保障対象
補償範囲は契約した内容によりますが、一般的なものに普通傷害保険、交通事故傷害保険、国内旅行傷害保険などがあります。
普通傷害保険は最も基本的な補償が約束されていますが、個人に対する補償であり、家族を含める場合はセット商品となる家族傷害保険に加入することになります。交通事故に対する補償も個別のものが用意されているので、どの保険に入るかは担当者とよく相談して決める必要があります。